Katsute_no_kigouのブログ

弱さの発露として世界を語ろう。それが遺書である。

人間の世界と私の構造は常に重ね合わされる。

310120

消え去る前の小話

一体どうして俺は怒ってるの?
僕が無理をしているから。

この全身は呪いまみれだ。
消費しなければ死ぬ。儀礼を行わなければ死ぬ。他人に流されなければ死ぬ。他人に敵意を向けられたら死ぬ。勝ち負けに拘らなければ死ぬ。損失を回避しなければ死ぬ。恋愛出来なきゃ死ぬ。結婚出来なきゃ死ぬ。軽蔑されたら死ぬ。
俺は全部が植え付けられたものだと知る。
その肚に大きく刻まれた「他人の要求には我を出さず従え」
呪いを解除するのは不可能だ。内臓を晒し、消毒しなければならない。脳を入れ替えても同じだ。自我は肚にある。

人間らしさを廃したマインドフルネスが役に立たない。誰もが似たような中で生きている。一人じゃない。同じもんだ。
だから一人ではない。社会性を持つその機能は棄損されていない。統合失調ではない。

果たして本当だろうか?

俺は俺だ。そんな詭弁や他の糞袋の悩みなんか知ったことか。どうして植松に同意できようか。どうして新幹線でナタを振るうことが出来ようか。BBQなら首からタイヤ下げてやろう。
社会性を放棄したまったきにんげん。自分で考えて行動したのだ。それだけが価値。
『そんな狭い世界で満足しやがって』
絶滅しよう。宇宙へ行こう。子供の頃の夢は料理人を乱雑に消したが今は宇宙飛行士。新しい考えは突飛であること。
故に愛の発露。つまり人を愛せよという呪い。
残念ながら、愛は数字から始まる。耐え難いのはそれは嘘だってこと。宇宙飛行士とおんなじだよ。
嘘の発露だ。苦々しく吐き捨てた。血液混じりの唾液。疲れた顔の都市。私達のうらぶれた場所。
お化粧するにも余裕が消えた。虚飾に照らされた世の中は、非人間化の暴力装置を内包している。分けることは知性、そして人殺し。

声が聞こえた。

お前は人気者だ。だって人間じゃないから。』
蟹を踏み潰して食べる。大地に血を与えるために。
人間じゃなくて、それじゃただのアイコン。
お前は恵まれてていいよな。』
金で遊ぶ。人間の虚飾には虚しさ以外残らない。配られた100万円は一体何者か?
虚無である。気を大きくするための起爆剤。それがなければ死ぬが、それらは何も担保してくれない。全部使い切って社会に多大な迷惑を及ぼして去るのみ。
つまり、愛。愛してるんだから、キミと一つになりたいなどと嘘をつく。

誰かに縋ろう。

どうしてできないのか。
弱っているから? 職場に行って、挨拶して。ああ、出来てるじゃないか。
散逸する思考が理路整然とした道筋をかき消した。
対策、成功を見ること。

そのどれもがお前の自意識過剰だ。

世界観と構造代謝の最中に消えゆく灯火