Katsute_no_kigouのブログ

弱さの発露として世界を語ろう。それが遺書である。

人間の世界と私の構造は常に重ね合わされる。

210615

消え去る前の小話

 雨の降る道を見た。そこから這い出る意識は私の一部:知らないぞ笑え。余計にはぐくんだ一年を私は何もせずに眺めている。あの時私は私の体を破壊しつくす勇気もなくただただ大学も投げ出して浮浪者になろうと試みてそうならなかった。親によって支払われた百数十万に私はそれだけの価値を自身に認められなかった。だから私はのうのうと生きて彼ら:人間の中に有るものが私の愚かさを砕く。砕けてしまえよこの社会に生きてはいない。なにをしたところで金を稼ぎ飯を喰い自涜以外にすることはない。マジョリティだろうがマイノリティだろうがそれらは私を消してくれという意見に耳を貸すことはないそれが人権だからそれが人間だからそれが社会性だから生産性の為に労働の為に生きろ生きろ生きろそして老いる前に死ねと突き付ける何か。人間は残酷ではないただただ何も考えていないだけなのだから。私も同様に自身の感情を処理できずにこんな雨を眺めてただただ時間を浪費する行為にいそしんでいるのだ。誰かに話したって誰かに理解してもらったって誰かに傾聴してもらったって誰か誰か誰かなのだから他人他人他人と他人ばかりを見ているお前はどこに居るのかそしてどこにもいたくないのか何者にも定義されずなにものでもないものになりたいというのは昔から変わっていない。いじめられるお前ではなく高校生のお前ではなく涙を流すお前ではなくなんでもないただのヒトであることが私には必要だ。それら以外がここにはある。それが社会で人間だからだ。お前は人間か、人間のような何かであるお前は誠に人間だからこの思考すら単なる精神の瑕疵に過ぎないのだよ。雨がざあしとぴちゃんとなればただそのからお前の反応とその意識が生ずる。単なる選択の行き場が意識であってハーモニーを呼んだん時私は自我のない人間になりたかった。あの薄ピンクの社会でそうした自我を失ってしまいたかった選択肢を零にしてしまいたかった。救いはあるのですか作者はガンで亡くなった私もいつか心筋梗塞悪性新生物脳梗塞のどれかで死んでしまうが出来るだけ早くしてほしいお願いだよなにもないんだこの雨の中じゃただただ時間を浪費するだけ。生産性を求められる労働者なんかになれないんだ浮浪者にもきっとなれないただただモラトリアムを浪費するだけの消費の奴隷なんだスペース・モンキーが私でなにも目的はなくアクセルを踏んだままステアリングを放して突っ込むそして死ぬ。だから一緒に居てくれよなんて誰かに弱音を吐くことも出来なくてただただ自身がこの雨を見ているのが悲しい。雷なんかが鳴って神は居なくてなにか一つなんてなくて私は私の価値を認められない。ごめんなさいと謝るそれだけで済む小学生から何も変わっていないまま成人した自分の責任を取らなくちゃここにいなくちゃいきなくちゃどうあってもこれらは「勝手に野垂れ時ねボケが」という一言で封殺できるし「お前は甘えている、単なる幼児性のとりこ」なんてうまく生きられたやつらがいうもんだきっとそうだそんな風に構築された世間体:立派な人間どもが私の中に構成され構築され根をはり私の耳から出て私の口から放られひり出された糞から私としてみだら。繰り返しの単なる困窮、喚くデモ野郎女はいいよな男はいいよなそのどちらでもうまくいかない。女と関わるのが怖いまま成人した私はセックスというものを忌避している女を求めているようだがそれは単なる性欲でお前達とどのように対話していいのかは分からない滅ぼせと誰かが言うのは隅っこに追いやられているからだきっとそれは男も女も変わらずろくでなしの思考、死骸に何も持たない猫であるならばこうした感情を垂れ流すのもやぶさかではないが藪から棒にそれらが怒りで構成されておりそれは憎しみでそれらは拗らせた愛でその全部が私は私を愛している即ちそれだけ。愛しているのは自分だけだ愛したいと思ったこともなくただただ性的篭絡による自涜ばかりが私を発達させる。言語障害だのと悪口を言う子供時代の悪意はシンプルな人間性の発露の場として生じそれらが複雑に見えておためごかしと演ずることの必要性から大人はそれをそう分かるようには見せないこれらは京都の皮肉や英国の紳士という言葉にも通ずるところがあるから。

 雨は降っていない。漂う夜が来ていた。夾竹桃が植わっているからそれで串焼きを作ってしまいたかった。続ける改善するそうして分かる知る経験こそ金言それ即ち思考は何ら意味を持たない発狂したのは机上ばかりのニーチェであり机上はただただ超人を望み死にまつわる様々をコンプレックスで塗り固めただけだったのだ。これらの文章がプレコックス感を伴わないのは当たり前だこれらは私で出来ているそして私は普通の能力のない人間でありその内歳を取り淘汰されるべき人間だから何もかもがお前に向けられた目線の二乗で反復する。言ったこと考えたことの全ては常識というもので封じられて最後の安寧までそれが続く。恐ろしい事だ夜を散歩していてもそれらが何の役にも立たない生産性を放棄した私はこの社会では私はない。それらは逃げられず私が雨と夜空を勘違いできるほどに疲れているからだ。なにもしていないのに疲れているこのままにしておいてくれと言いながらこのままにしないでくれを意識するような形で深夜に徘徊している。走っている。不思議なもので私はずっと生きてしまうだろう死なない死ねないのだ:決定的なものが来ることを早めに望んでいる。私にあるもの全ては焼却し海に流して全て消してしまうことそれだけを私が消えた後の世界に臨む。私を悲しむな私を悼むなだがそんなものは居るのだろうか親族以外がそれを思うことはないそれらは気付けは過ぎ去り忘却の中で記録すらされないこと。だからそれであれば私のもっていたもの全てを抹消してくれこの場にしかいられないのだから過去に浸るな私を消せ。

世界観と構造代謝の最中に消えゆく灯火