Katsute_no_kigouのブログ

弱さの発露として世界を語ろう。それが遺書である。

人間の世界と私の構造は常に重ね合わされる。

太陽の裏側の盲目

自己理解により導かれる

あらゆる悲惨な道が強制収容所と死とへ続いていた――人間は到る所で運命と対決せしめられるのであり、単なる苦悩の状態から内的な業績をつくりだすかどうかという決断の前に置かれるのである。 V・E・フランクル 夜の霧(みすず書房) より 忘れかけた時代…

弱さの証明は

他者への不寛容である。 他者を切り捨てることこそ、私達の弱さである。 常に弱肉強食だと、ここで良さそうな椅子に座らなければならない。そうして弱者を切り捨てるのが正しい姿なのだ。私達は努力をし、ふるいに掛けられ、より強くあらねばならない。それ…

太陽でその身を焼くこと以外

ここに救いはない そもそもそんなものはどこにもないのだから たった百年ぽっちの人間を信じる所はまったくない 自身の狭苦しい境界から自信満々を放り投げる言葉の数々。世界観は重ね合わされるが個人は独立して自身を価値ある存在と定義すること七十億。私…

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悲しいかな、鳥が鳴いていた。彼は視線に殺された。その視線を送ったのは私だ。そのライツァー鳥が落ちるのを見ていた。彼はどこまでも飛んでいけるのだったが、私はどこへも飛んでいけないのだから、私が殺してしまったのだ。 論理的整合性、繋がりのある文…

世界観と構造代謝の最中に消えゆく灯火